シニアヨガって知ってますか?
どうしても動かしにくいところがあったり、いろんな疾患を持っておられる高齢者の方がよりヨガに親しむことができように、考えられたヨガのことです。
ヨガって体が柔らかなくちゃダメって思ったり、
下手したら中国雑技団みたいなポーズをするもんだと思っている方も多そうですね。
逆にただただリラックスするため、しんどさゼロ、ずーっと寝て(座って)ゴロゴロ動いてるだけのものだと思ってる人もいそう。
でもそうではないってことは、なんとなく皆さんもわかってきたのではないでしょうか?
健康寿命ってご存知ですか?
ただの命が尽きる寿命ではなく、
保険会社にも、この健康寿命に応じて割引になる、なんてキャンペーンもやってるとこがあるみたいですね。
高齢者の方の身体機能を高めるために必要な要素は
「筋力」「持久力」「柔軟性」です。
筋トレして筋肉つけて、ストレッチして体を柔らかくして・・・
そんな風に普通はやりますよね。
でも、これらすべてをいっぺんに高めることができるのが、ヨガなんです。
日ごろから何かを考えたりする機会があること、それが少しずつ失われてしまうことで認知症になるリスクが高まります。
ヨガを「きちんと」やろうとすると、いろんなことを考えてます。
頭だけじゃなく心でも考えてます。
むしろ細胞レベルでいろんなことを感じているんです。
実はすごく頭を使うヨガ、認知症予防にも効果的なんです。
それに高齢者の方ってすごくストイックな方が多いんですよね。
「こう!」と決めたらこう!だし、
すごく考えながら真剣に物事に取り組んでくれる方が多い気がします。
もちろん若者がダメってわけじゃないですよ!
でも日常生活の中に決まり事を作って、毎日ちゃんとそれをこなすことができる。
それが得意なんですよね。
ヨガって本当に継続が大事です。
毎日自分でも気づかないうちに少しずつ変わっていく、そしてある時その変化に気づくんです。
たいていみんなどこかで面倒になってやめちゃったりさぼっちゃったりするじゃないですか。
でも高齢者の方って、週1回のヨガクラスにも休まずきちんと来れる方が多いです。
むしろめちゃ早く来て、お気に入りのポジションにマットを敷いて、準備運動までして待ってくれていたり。
私が持ってた患者さんの奥さんなんですけど、
ムンテラ(患者さんやご家族への病状説明)とか介助方法の指導とかの日程合わせで
「火曜日の13時はヨガだから無理よ!」
って断られました(笑)
もちろん毎日のようにお見舞い来てるのに、その時間だけは来ません、絶対に。
確かに、決まってることをこれって決めて続けておられることもいいことなんですけど、
それ以上に何があったも自分のために作る時間、ていうのを大切にしておられてすごくいいなあと思いました。
だからすごくストレスのかかる介護というものを続けていけるんだな、と。
そんなことを思うと、高齢者の方って実はすごくヨガに向いているのかも、と思います。
昔と違って、というと言い方が微妙かもですが、
今は高齢者の方がどんどん活動的になって、生き生きと働いたりしておられる時代ですよね。
「大人女子」って言葉もありますし、年をとっても若々しく元気であることがすごく見直されてます。
これがブームでなく、みんなの意識に深く根付いていったらうれしいことですね。
エポックさんのブログでも詳しく書かせていただきました。
すてきな機会をいただけて感謝です。
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