ヨガってポーズを取ったり瞑想をするものと思ってはいませんか？
実はそれだけではありません。
ヨガには実は8つのステップ（八支則）があります。
まずは日常を整えることで心を落ち着かせる。
アーサナで身体を整えて心を結びつける。
そして瞑想へ向かう。
こんな流れがあるんです。
何事も日常から始まり、日常の中に溶け込ませることが大切なんですね。
「オンザマット と オフザマット」という言葉があります。
マットの上でのクセは、マットの外の人柄が現れるというものです。
逆を言えば、マットの上の自分を整えていけばそれが日常にも影響しますよ。ということだったりします。
何度もポーズを練習する人は、あきらめずにコツコツ粘り強く頑張る人。
少し他の人が目に入っちゃう人は私生活でも周りを気にしてしまう人だったりします。
24時間、1日の中で、マットの上でアーサナを取っている時間はごくわずかです。
ほとんどの時間は「日常生活」に費やされています。
ここを整えなければマットの上でいきなり、心を落ち着かせて集中することはできない、と言われているわけです。
日常生活を整えるために、ヨガスートラ（ヨガ哲学の教本）の中で言われている項目は2種類あります。
ヤマ（日常生活ですべきでないこと） と ニヤマ（日常生活で行うと良いこと） です。
ヤマのひとつアステヤについての記事はこちら↓↓
今日はそのニヤマのひとつ、「シャウチャ」についてお話します。
シャウチャとは、「清浄」という意味です。
簡単に言えば、何事もきれいに清潔を保ちましょうね。という意味です。
何事もって何でしょう？
あなたを取り巻くもの、あなたを構成するものすべてです。
まずはあなたの外側。周りの環境を整えましょう。ということです。
散らかった部屋の中で瞑想できますか？
ごちゃごちゃの机で仕事がはかどりますか？
「掃除・片付けをする」ということも立派なシャウチャのひとつです。
最近は断捨離なんかも流行ってますよね。
いらないものを捨てて、きれいを保つ、すばらしいです！
次は、あなたの身体です。
汗でべとべと、埃を被った状態では心は落ち着きませんよね。
きちんと身体を清潔に保つことも当たり前ですが大切ですね。
それと、ジャンクフードばっかり、お菓子ばっかり食べていませんか？
ドロドロの血液では、身体もどこか調子を上げられないものです。
内臓脂肪溜まっていませんか？
もちろん太りすぎていたり、むくんでいたり、便秘だったり。身体に老廃物が溜まっているのもよくないです。
身体を整えるためには、日々のプラクティス、そしてクラスにどうぞ！
そして、あなたの内面です。
心も清浄に保ちましょう。ということですね。
きれいな言葉を使う。
いい景色を見る。
好きな趣味を楽しむ。
心をきれいな状態に保てるようにできること、これが一番大切だったりします。
もやもやした心では、なんだか気分も体調も快調！とはいえないものです。
清浄 といっても本当にたくさんのものがありますね。
きれいなものを心と身体に取り入れて、外面も内面も美しく保ちましょう！
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